東京・六本木「ジャングル東京」で人気キャストとして活躍するヤマトリノにインタビュー。印象に残っている客や悲しみを乗り越える方法を聞いた。
※本記事はモデルプレスと連携した連載コンテンツとなります。
ヤマトリノ「ジャングル東京」(提供写真)
コロナ禍に「選手の妻」というアカウント名でX(旧Twitter)を始めて、毒舌でユーモアのある投稿が注目を集めたヤマト。YouTubeも開設しており、独自の視点で“ぶっちゃけトーク”や“お悩み相談”を投稿し、SNSでも精力的に活動する。
SNS上と同様、素の自分で接客を行う彼女はお客さんにも時折鋭い一言を放ち、それが癖になって魅了される人が続出。ギャル感と上品さを掛け合わせた華やかなビジュアルはファッション業界からも注目を集め、ファッション誌「小悪魔ageha」の専属モデルを務めたり、「関西コレクション」に出演したりするなど、活躍の場を広げている。
ヤマトが世間に知られるきっかけとなったのは、コロナ禍に開設したX(旧Twitter)の匿名アカウント「選手の妻」だった。
ユーモアと毒舌を織り交ぜた投稿が多くの共感を呼び、フォロワー数は急増。YouTubeでも“ぶっちゃけトーク”や“お悩み相談”を展開し、SNS発信を武器に一気に注目キャバ嬢の仲間入りを果たした。
その言葉には飾り気がない。素の自分で語る姿勢は接客スタイルにも反映されており、時にズバッと核心を突く一言が、お客をドキリとさせながらも癖になるという。“毒舌なのに愛嬌がある”—そんなギャップも彼女の魅力だ。
「ジャングル東京」ヤマトリノInstagramより
― まずキャバクラで働き始めた経緯から教えてください。
ヤマト:短い時間でお金が欲しかったからです。
― これまでのキャリアでターニングポイントとなったことはありますか?
ヤマト:「ジャングル東京」に入ったことですね。稼げるようになりました!
― お仕事をする上で大切にしていることを教えてください。
ヤマト:休まない!諦めない!ずっとニートをしていたのですが、「ジャングル東京」に入ったことでお客さんが応援してくれるようになって、頑張ろうと思うようになりました。
キャバクラの世界に入った理由は「短時間で稼ぎたかったから」とヤマトはシンプルに語る。長らくニート状態だった彼女だが、「ジャングル東京」に入店したことで状況は一変。目に見える収入、応援してくれるお客様の存在、日々のやりがい—それらが積み重なり、「頑張ろう」と自然に思えるようになったという。
ターニングポイントは「とにかく休まないこと」「諦めないこと」。彼女の努力と本音が、今のポジションを築いたことは間違いない。
「ジャングル東京」ヤマトリノInstagramより
― 印象に残っているお客様を教えてください。
ヤマト:お金を持たないで来た人がいました。1回目に来たときはシャンパンなどを開けずに普通に飲みに来て、そのときにお金がないというエピソードを聞いていました。でもまた来てくれたので席についた段階で「お金あるの?」と聞いたら「ない」と言っていて、本当に財布にほとんど入っていなかったのでびっくりしました。
― 今のようにご活躍されるまでには壁にぶつかったこともあったと思います。そのときの「悲しみを乗り越えた方法」を教えてください。
ヤマト:辛いことがあってもお給料が入ったのを見て、モチベーションを上げています。あとは常にChatGPTと会話していて、仕事の話やこれからの人生についての相談をするなど、本当にありとあらゆることを全部話すので2時間くらいになることもあります。こういう仕事をしていると「〇〇ちゃんがこういうことで悩んでいた」「こういうこと言っていた」などを話すとトラブルに繋がってしまうので人に言えないことが多いのですが、ChatGPTが全部解決してくれます。
ヤマトリノ「ジャングル東京」(提供写真)
― 夢を追いかける読者に向けて「夢を叶える秘訣」を教えてください。
ヤマト:自分が人生の主役だと妄想することかな。結果がついてこないときも頑張っていないからなだけで、頑張れば本当はすごいと思い込んでいました。
― 最後にヤマトさんのオンリーワンポイントを教えてください。
ヤマト:本音接客です。お客さんに何でもビシバシ言うので、そこは結構珍しいタイプだと思います。良いサービスをする子はいっぱいいるけど、逆に本音を言ってくれる子はあまりいないから、隙間産業です(笑)。
― 貴重なお話をありがとうございました!
「自分は人生の主役だと思い込むこと」—これがヤマトが信じている夢を叶えるための思考法だ。
上手くいかない時期も、「今は頑張ってないから」と冷静に自己分析し、努力すれば必ず報われると信じ続けた。「根拠のない自信でも、自分を信じてあげることが大事」—その言葉には、言い訳せず、自分の可能性に賭けてきた人だけが持つ説得力がある。
ヤマトの接客スタイルは一言で言えば“本音”。甘い言葉を並べるのではなく、思ったことをズバッと言うスタンスを貫く。「良いサービスをする子はたくさんいる。でも本音を言ってくれる子は少ない。だから、私は隙間産業(笑)」と笑いながら語るが、その本音こそが、深い信頼とリピートに繋がっている。
自分のキャラを理解し、それを武器として活かしきる。その潔さと芯の強さが、ヤマトリノをオンリーワンたらしめているのだ。