東京・銀座「ジャングル銀座」で人気キャストとして活躍する飛鳥にインタビュー。看護師だった彼女が夜職を始めた理由や夢を叶える秘訣を聞いた。
※本記事はモデルプレスと連携した連載コンテンツとなります。
看護師を辞め、2024年4月にキャバクラで働き始めたばかりの飛鳥。上品で知的さも感じさせる華やかなビジュアルはSNSでも度々話題となり、落ち着いた丁寧な接客と優しい笑顔で多くの人を魅了している。
入店からわずか1年後の2025年5月にはバースデーイベントを開催。さらに「TOKYO GIRLS COLLECTION」やABEMAで配信中のバラエティ番組「CHANCE & CHANGE(チャンスアンドチェンジ)」にも出演するなど、キャスト歴1年ながら活躍の幅を広げている。
「ジャングル銀座」飛鳥Instagramより
― まずキャバクラで働き始めた経緯を教えてください。
飛鳥:自分という存在を何かの形で残したかったのが1番大きいです。人生1度切りだし、若い時間は今しかないので大切にしたいと思いました。あとは小学生の頃からアイドルやモデルがすごく好きで雑誌も買い占めていて、いつかキラキラできる仕事ができたらいいなという憧れもありましたね。でもすごく親が厳しい家庭だったので諦めていて、毎日塾に通って勉強ばかりの日々を送っていましたし、中学受験もしました。医科大学に進んで看護師として就職したのですが、どこかで夜職に挑戦してみたい気持ちがずっとあって、2024年の4月にキャバクラ嬢になることを決めました。
― 厳しく育てられたというお話がありましたが、キャストになることを打ち明けたときの反応はいかがでしたか?
飛鳥:最初は反対する気持ちもあったみたいですね。でも私は自分が思ったことをはっきり伝えられる性格なので、親にも自分の想いをちゃんと話したら、今は理解して応援してくれています。
― キャバクラを約1年間経験してみて、1番過酷だったことは何ですか?
飛鳥:ないかも…(笑)。楽しいです!
「ジャングル銀座」飛鳥Instagramより
― 今のようなご活躍をされるまでには人生で壁にぶつかったこともあったと思います。そのときに「悲しみを乗り越えた方法」を教えてください。
飛鳥:逃げずに向き合うことですね。すごく厳しい家庭で育ったので、中学受験をして中高一貫の私立に入って、その後も医科大学の看護科を卒業するという親に敷かれたレールを歩いてきた人生でした。でも本当は中学生くらいからアイドルになりたくて、オーディションを内緒で受けていたのですが、結局親にバレてすごく怒られてしまって、夢を諦めました。そこからは将来のことに関して母と向き合うことを一切辞めて、当時は本当にそれが辛かったです。
でも大人になってからは、母がただ反対していたのではなく、自分のことを想ってくれていたからこそだと理解できて、今は感謝しています。厳しく育てられたおかげで、お客さんにも「しっかりしているね」と言われることが多いので、幼少期があってこその今だなと思います。当時は夢を諦めて勉強ばかりしていたけど、結果的にそのときに形成された性格が今のお仕事にも活かせているし、私の強みにもなっているので乗り越えてよかった。私のように親の厳しさで夢を諦める人もすごく多いと思いますが、その厳しさは意地悪からくるものではなく、愛だと思うので、親にたくさん感謝して、自分の想いに納得してもらえるように、逃げずに向き合うことが大切です。
飛鳥がキャバクラで働き始めたのは2024年4月。医科大学を卒業し、看護師として働いていた経歴を持つ異色の存在である。上品さと知性を兼ね備えたビジュアルはSNSでも注目され、落ち着いた接客と柔らかな笑顔でファンを拡大。
入店からわずか1年後の2025年5月にはバースデーイベントを成功させ、「TOKYO GIRLS COLLECTION」やABEMAのバラエティ番組「CHANCE & CHANGE」に出演するなど、異例のスピードで活躍の場を広げている。
キャバクラに挑戦した理由について飛鳥は「自分という存在を形に残したかった」と語る。小学生の頃からアイドルやモデルに憧れていたが、厳格な家庭環境のもとでその夢は断念せざるを得なかった。
「中学生の頃、内緒でオーディションを受けたことがありました。でも親に見つかって強く反対され、夢を諦めるしかなかった。そこからは母と将来のことを話すことすらやめてしまい、とても辛かったです」と当時を振り返る。
その後は「親に敷かれたレール」に沿って勉強に励み、中学受験を経て私立中高一貫校へ進学。医科大学に進んで看護師となったが、心の奥には「いつか夜職に挑戦したい」という気持ちが消えず、ついに飛び込む決断をした。
キャバクラに進むと決めたとき、親は強い戸惑いを見せたという。しかし飛鳥は「自分の思いをまっすぐに伝えた」と語る。
「最初は反対されましたが、私は自分の意志をはっきり言う性格。きちんと想いを話したら、今は応援してくれています。親が厳しかったのは意地悪ではなく愛情からだと、大人になってようやく分かりました」
その理解が、彼女の今の芯の強さを支えている。
飛鳥「ジャングル銀座」(提供写真)
― 夢を追いかけている読者に向けて「夢を叶える秘訣」を教えてください。
飛鳥:自分の直感を信じてチャレンジしてみること。1年前にキャバクラ嬢に挑戦しようと思ったとき、何となくですが自分なら売れるかもという変な自信がありました。その自信を信じて動いたのが結果的に正解だったと今は感じています。あとは、目標を持ってブレないことが大事だと思います。
キャバクラを始めて数ヶ月は本当にやる気がなくて、週に2~3回、1ヶ月に10日出勤したら良いくらいのレベルでした。でもあるとき有名になりたいと思い始めて頑張って、目標を決めたら結果が付いてきました。だから自分がどうなりたいのかを明確にしておけば、しんどいことがあっても、その目標に向かって乗り越えられる気がするし、夢を追いかけているときはすごく楽しいので、辛いことがあったとしても目標さえあれば頑張れると思います。
― 最後に飛鳥さんのオンリーワンポイントを教えてください。
飛鳥:謙虚さ。初めましての方には「ふわふわしていて何も考えていなさそう」とよく言われるのですが、ちゃんと話すと「キャストでこんなにも現実主義で謙虚な子に出会ったことがない」と言ってくださいます。そう言われるのはきっと、私自身がこの仕事にはいろいろな人が関わっていることを理解していて、キャストとして働くには、お客さんはもちろん、黒服のみんながいないと成り立たないこともたくさんあると理解しているからですかね。だからこそ偉そうにならずに、思ったことをしっかり伝えるようにしています。前の店舗から移籍してきたときに、「飛鳥ちゃんが移籍するなら」と付いてきてくれた黒服さんもいたので、人に対して尊敬を持って接するという謙虚さが自分にしかない強みかなと思います。
― 貴重なお話をありがとうございました!
飛鳥のオンリーワンポイントは「謙虚さ」。
「ふわふわしていて何も考えていなさそう」と第一印象で言われることもあるが、実際には現実主義で人へのリスペクトを忘れない。
「キャストの仕事はお客さんだけでなく、黒服やスタッフの支えがあって成り立つ。だからこそ偉そうにはならず、思ったことをきちんと伝えるようにしています」
その姿勢は周囲からも信頼を集め、移籍の際には「飛鳥が行くなら」と黒服が付いてきたほど。人に対する謙虚さが、彼女の強さを形づくっている。