この記事では、フリーのお客さんと盛り上がるための会話術や鉄板ネタ、あまり話さないお客さんへの対応方法について解説します。
キャバクラで働く女性にとって、トーク力はかなり重要な要素です。
お客さんとの会話が続かず困っている方、話すのが苦手な方はぜひ参考にしてください。
キャバ嬢は可愛いことや美人なだけでは十分とは言えません。
コミュニケーション能力とトークスキルはキャバ嬢にとって必要な要素になります。
もちろん容姿も重要ですが、売り上げトップのキャバ嬢が必ずしも容姿レベルがトップクラスというわけではないのです。
キャバクラに来るお客さんの目的は人それぞれですが、共通するのは会話を楽しみたくて来ているということです。
お客様は以下のような目的でお店に来ています。
目的は何であれ、お客さんはキャバ嬢と一緒に過ごす時間に決して安くない金額を支払っています。
そのため、キャバクラでは販売員や飲食店などの接客よりもずっと高いトーク力が求められます。
さらに、指名をもらうためには「この子と話すのが一番楽しい」と思ってもらう必要があります。
このように、トーク力はキャバクラで働く上での必須スキルです。
トーク力が低ければ、キャバクラでお金を稼ぐのは難しいでしょう。
高いトーク力が求められるキャバ嬢ですが、実は人気のキャバ嬢の中にも「お客さんと会話が続かない」「何を話していいかわからない」という人も少なくありません。
このような人たちは、お店では接客のプロとしてキャバ嬢になりきっています。
たとえ人見知りでも、全力でその場を盛り上げたり、お客さんを楽しませたりしています。
フリーのお客さんと話せる時間は限られていて、せいぜい5分〜15分程度です。
短い時間内に話を盛り上げて「この子ともっと話したい」と思ってもらわなければ、場内指名や次回の本指名につながりません。
フリーのお客さんと無難に話しやすいのは、出身地や仕事についての話題、趣味に関することなどです。
はじめはこのような話題から入って、徐々にその人に合った話題を見つけていくことが大切です。
しかし、無難な話題だけで終わってしまうと盛り上がりに欠けたり、印象に残らなかったりします。
会話を広げることやお客さんの好きな話題を見つけることを意識して、話すことを心がけてください。
特に話すのが苦手なキャバ嬢は、トーク力を上げるために努力を怠ってはいけません。
人気キャストがお客さんと何を話しているかを観察したり、楽しんでもらえる話題が何かを考えることが大切です。
どのような話題であっても対応できるよう、普段からニュースや流行などはチェックしておきましょう。
本章では、キャバクラで盛り上がりやすい6つの話題について解説します。
関連する知識を持ち合わせているほど、会話を盛り上げやすくなります。
都心のキャバクラ店の場合、さまざまな出身地のお客さんが来店されます。
全国各地の観光地や食べ物などの情報を知っておくと、会話に困らなくなり、知らないことを教えてもらうこともできます。
男性は日頃の仕事の頑張りや成果をほめてもらえる機会が少ないため、「すごいですね」と相槌を打ちながら聞くと、「この子はわかってくれるなぁ」と好印象を与えることができます。
ただし、お客さんによっては仕事の話をしたがらない人もいるため、そのような場合はあまり深堀しないようにしましょう。
お酒やギャンブルなどは、男性が好む趣味として知られています。
サーフィンやスキー、スノーボードなど、季節に関する話題もおすすめです。
休日に何をしているかを聞くことで、自然と趣味の話につながります。
居酒屋やラーメン屋の話は、多くの人に刺さりやすい話題です。
好きな食べ物の話は同伴の約束にもつなげやすいため、一石二鳥といえるでしょう。
好きな芸能人や理想のタイプ、好きな仕草、〇〇フェチなどの話題です。
楽しく会話しながら、お客さんの好みを聞き出すことができます。
ただし、お客さんから好きなタイプを聞かれた際は、高すぎる理想やイケメン俳優などは答えないように注意してください。
キャバクラなどのナイトワークでは、三大タブー「3S」と呼ばれている話題があります。
これらの話題はトラブルの原因になりかねないため、避けるのが無難です。
宗教の話は非常にデリケートな話題です。
悪気がなくてもお客さんを傷つけてしまったり、怒らせてしまう可能性があります。
支持する政党や政策に対する意見は人それぞれです。
政治の話は、お客さんの逆鱗に触れてしまいかねません。
あまり話してくれないお客さんには、どう接していいか分からず沈黙になってしまうこともあるでしょう。
できれば避けたいと思っている人もいるかもしれません。
しかし、このようなお客さんは一度打ち解けると、自分を信頼してくれる可能性もあります。
以下で紹介する会話術を参考に、あまり話さないお客さんと盛り上がれるようになってください。
話すスピードやテンポ、テンションなどを相手に合わせるようにしましょう。
リズムが違うと、お互いに会話がしづらいと感じるようになります。
以下のようなポイントを意識しましょう。
相手のリズムに合わせて話すことで、安心感を与えることができます。
オウム返しや相槌、軽いボディタッチなど、不自然にならない程度に大きめのリアクションを取ると、会話を楽しんでいるように見せることができます。
容姿や持ち物を褒められて、嫌な気持ちになる人はいません。
特に腕時計や財布、靴など、できれば本人がこだわっていそうなものを褒めるのがおすすめです。
キャバクラでトークを盛り上げるには、事前準備が必要です。
話すことを考えるのは接客中だけでなく、日頃からストックをためておくことが大切です。
盛り上がりそうなネタを思いついたら、どのように会話に取り入れるかを考え、必要であればメモに残しましょう。
ここからは、トークを盛り上げるテクニックをご紹介します。
共通点が見つかれば、お客さんと打ち解ける絶好のチャンスになります。
「すごい偶然」を探す必要はありません。
小さな共通点をできるだけたくさん見つけるのがポイントです。
キャバ嬢の知らない知識を教えることによって、お客さんのプライドは満たされます。
逆に、否定や反論は、お客さんのプライドを傷つけてしまいます。
たとえ、知っていることだとしても「物知りですね」「勉強になります」などの返答をするように心がけてください。
「こんな人はじめて」などの特別感を出すことも効果的です。
お客さんのプライドを立てて、良い男になったように感じさせるのがポイントです。
「お仕事頑張ってるんでしょうね」「お酒強そうですね」など本人の自信がありそうな話題を選べば自慢話をしてもらえるでしょう。
5W1Hとは、「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」の頭文字を取ったものです。
例えば、最近ワインにはまっているという話に対して、以下のような質問を投げかけます。
・(When)いつからハマっているのか
・(Where)どこのお店が美味しいのか
・(What)どの銘柄が好きなのか
・(Why)どうしてハマったのか
このように5W1Hを意識することで、話を展開させることができます。
ここでは、実際に有名キャバクラで働いているトップキャバ嬢の方に、「無口なお客様の盛り上げ方」についてインタビューした内容を掲載します。
成功している方のお話をぜひ参考にして、接客のテクニックとして真似してみてください。
恥ずかしいだけの人もいらっしゃるので、とにかく共通点を探すためにいろいろな話題で話しかけます。
とにかくいろいろなことを質問攻めすることを意識しています。
いろいろなことを質問して、話題を作ることを意識しています。
複数人でいらっしゃる場合は、みんなでお話することを意識しています。
私がとにかく一人で話すことを意識しています