本記事では、昼職との掛け持ちバイトとしてキャバクラで働きたい女性に向けて、少ない出勤日数でも稼げるのかという疑問や、そもそも体力的に働くことはできるのかについて解説します。
また、掛け持ちで稼ぐためのポイントも紹介します。
まず、昼職とキャバを掛け持ちで働く場合に悩ましいのが出勤日数です。
こんな疑問を抱える方も多くいらっしゃるかと思います。
本記事では、そのような悩みをお持ちの方に向けて、出勤日数と時給の関係性について解説します。
昼職と掛け持ちをして少ない出勤数でキャバクラで働くことを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
結論から言うと、掛け持ちでキャバクラで働くことは全く問題ありません。
キャバクラを始めとする夜職の仕事は、週1日の出勤でも採用されることは十分にあり、キャバクラと昼職を掛け持ちしている方も実際に多くいらっしゃいます。
昼職で働く人にとってキャバクラなどのナイトワークは、効率よく稼ぐことのできるメリットの多い副業と言えます。
効率よく稼げる理由は以下の通りです。
昼職とキャバクラの掛け持ちをしているキャストは多くいます
一方で、ほとんどのキャバクラでは、他のナイトワークとの掛け持ちが禁止されています(例:歌舞伎町のAキャバクラと池袋のBキャバクラを掛け持ち)。
稀に認められるケースやバレにくい方法もありますが、ナイトワークで複数掛け持ちで稼ぐのは簡単なことではありません。
キャバクラの時給はだいたいは出勤日数と売り上げで決まります。
出勤日数が週4日以上と週3日以下で、明確に給与条件が分かれているお店もあります。
掛け持ちをすると出勤が分散されるため、当然ながら1つのお店の出勤日数は少なくなり時給も低くなります。
また、売り上げを上げるためには指名客を作る必要があります。
そのためには、やはり同一店舗での出勤日数を増やすことが重要になります。
キャバクラには保証時給制度というものがあり、この制度により入店後3カ月の保証期間中は時給が保証されますが、保証期間が終わると売り上げの低いキャストの時給は大幅に下がります。
週4〜5日出勤するキャバ嬢が時給を上げるため・ノルマをクリアするために必死になっているところ、掛け持ちで週1〜2日出勤の人が満足な売り上げを作れるでしょうか?
キャバクラで稼ぎたい人は、1つのお店に集中するべきです。
もし複数のナイトワークを掛け持ちをする場合は、特別な事情がない限り、定休日にのみ出勤するなどあくまで副業として利用することをおすすめします。
キャバクラを掛け持ちをする理由で最も多いのは、「今より収入を増やしたい」というものではないでしょうか。
ただし、体力的に大変であること以外にもいくつかのリスクを伴います。
ここでは、昼職・夜職それぞれと掛け持ちする事のメリットとデメリットを紹介します。
デメリットやリスクを理解したうえで、掛け持ちを始めることをおすすめします。
昼職で働いていることがキャバクラの面接で不利になることはほとんどありません。
一方、ノルマが厳しすぎるお店の場合は、掛け持ちで働いている人は続けられなくなることが多いため、お店選びの際は見極めが重要になります。
キャバクラと昼職の掛け持ちには以下のようなメリットがあります。
キャバクラと昼職の掛け持ちには以下のようなデメリットがあります。
先述した通り、キャバクラと夜職の掛け持ちが認められることは、かなり稀なケースです。
面接でも不利になる可能性が高いので、系列店での掛け持ちや異なる業種のお店を選ぶなどの配慮が必要になります。
キャバクラと夜職の掛け持ちには以下のようなメリットがあります。
例えば、都心エリアと自宅近く、早めの時間帯と朝までなど、曜日やその日の予定によって出勤するお店を変えることが可能です。
キャバクラと夜職の掛け持ちには以下のようなデメリットがあります。
掛け持ちをすると出勤日数が分散するため、指名客を作るのが難しくなるというデメリットがあります。
キャバクラと掛け持ちして働く場合の、1カ月の給料と1日のスケジュールの一例です。
それぞれのケースについて紹介します。
キャバクラで副業をして、本業以上の収入を得ている人はたくさんいます。
しかし、決して楽に稼げるわけではありません。
キャバクラは帰りが深夜になり、お酒をたくさん飲むことも多いので、翌日の昼職の仕事に影響が出ないよう注意が必要です。
・昼職(1日8時間勤務)→月給手取り18万円
・キャバクラ(1日4時間勤務)→日給約1万6000円×週3日出勤=約20万円
・合計→月収38万円
以下は、OLとキャバクラの掛け持ちの場合のスケジュールの例です。
時間 | 職種 | スケジュール |
---|---|---|
7時 | 起床 | |
9時 | 昼職 | 出社、業務開始 |
12時 | 昼食 | |
18時 | 残業 | |
19時 | 退社 | |
19時30分 | 移動 | |
20時 | キャバ | ヘアメイク |
21時 | 出勤 | |
1時 | 退勤 | |
2時 | 帰宅 | |
2時30分 | 就寝 |
上記からもわかるとおり、うまくスケジュール調整したとしても睡眠時間は4〜5時間程度になります。
夜職との掛け持ちの場合は、本業のキャバクラの定休日や営業時間外に働くことで収入をアップさせることが可能です。
出勤と同伴やアフターがバッティングしないよう、スケジュール管理も重要になります。
・本業キャバクラ(1日4時間勤務)→日給約2万円×週5日出勤=約40万円
・副業キャバクラ(1日4時間勤務)→日給約1万2000円×週1日出勤=約5万円
・合計→月収45万円
・夜キャバクラ(1日4時間勤務)→日給約2万円×週5日出勤=約40万円
・昼キャバクラ(1日5時間勤務)→日給約1万5000円×週2日出勤=約12万円
・合計→月収52万円
・キャバクラ(1日4時間勤務)→日給約2万円×週5日出勤=約40万円
・ガールズバー(1日8時間勤務)→日給約1万3000円×週2日出勤=約10万円
・合計→月収50万円
・キャバクラ(1日4時間勤務)→日給約2万円×週5日出勤=約40万円
・イベントコンパニオン(1日3時間勤務)→日給約1万円×週2日出勤=約8万円
・合計→月収48万円
以下は、昼キャバクラと夜キャバクラの掛け持ちの場合のスケジュールの例です。
時間 | 職種 | スケジュール |
---|---|---|
8時 | 起床 | |
11時 | 昼キャバ | ヘアメイク |
12時 | 出勤 | |
17時 | 退勤 | |
17時30分 | 移動、メイク直し | |
18時30分 | 夜キャバ | 同伴 |
21時 | 出勤 | |
1時 | 退勤 | |
2時 | 帰宅 | |
2時30分 | 就寝 |
キャバクラとの掛け持ちの場合、昼職ならOLや接客業、夜職ならガールズバーや朝キャバなどがおすすめです。
以下では、掛け持ちする場合のそれぞれの職種の働き方について解説します。
事務や総務、経理などの仕事に就いている会社員の場合、残業が少ない職場であれば、平日の仕事帰りにキャバクラに出勤することができます。
飲食やアパレル、美容部員などの接客業の場合、昼職のシフトに合わせてキャバクラのシフトを調整して働くことができます。
保育士や美容師は一般的に給与が安いため、キャバクラの副業を検討する人が多くいます。
保育士の場合は特に、保護者に出会うことがないよう職場から離れたエリアのお店を選ぶ傾向にあります。
ガールズバーは、売り上げなどのプレッシャーが少なく、夜職の中では比較的働きやすいため、副業に選ぶ人も少なくありません。
ただし、時給が安いので、稼ぐためには長い時間働く必要があります。
朝キャバクラや昼キャバクラは、通常のキャバクラと営業時間が異なるため、同じ日にどちらにも出勤することが可能です。
頑張ればその分稼ぐことができます。
しかし、同伴やアフター、営業の連絡などの勤務時間外にやらなければならないことを考えると、かなり過酷なスケジュールになることが予想されます。
宴会などのコンパニオンの仕事は、時給換算するとキャバクラと同じくらいの金額です。
2〜3時間程度で終わるので、宴会によってはキャバクラの出勤前に働くことができます。
ただし、繁忙期と閑散期で仕事量が変化するため、収入は安定しません。
キャバクラは、本業1本でやったとしても難易度が高く、誰にでも簡単にできる仕事ではありません。
本章では、どのような特徴を持った人がキャバクラとの掛け持ちに向いているのかについて、詳しく解説します。
キャバクラは高時給の仕事ですが、売り上げを作れないとなかなか稼ぐことはできません。
また、やる気がなく売り上げを作れない人にとって夜職はとても働きにくい環境です。
掛け持ちの場合、朝から深夜あるいは夕方から朝までなど、長時間にわたり働くことになります。
また、お酒をたくさん飲むことも多いので、体力がないとすぐに体調を崩してしまいます。
たとえノルマや罰金がないお店でも、キャストの指名の本数や売上などの成績が一目瞭然です。
そのため、相当なプレッシャーがかかった状態で働くことになります。
さらに、お客様から心無い言葉を言われることも多々あります。
すぐに落ち込んでしまう人には、厳しい環境です。
仕事の掛け持ちをする人には、とにかく暇な時間がありません。
少しの空き時間や移動時間をうまく使って、営業の連絡をするなどの努力が必要不可欠です。
また、趣味やリフレッシュの時間を確保するためにも、上手な時間の使い方を意識することは重要です。
キャバクラは他の仕事に比べて給料が高い仕事ではありますが、だんだんと金銭感覚がずれていってしまう人も少なくありません。
学費や留学、整形などの目的のために働く人は、浪費をせずに真面目にコツコツと働き、掛け持ちを継続することができるでしょう。
「結局、少ない出勤日数で掛け持ちでキャバクラをやるのは無理なのでは?」と言われれば、決してそんなことはありません。
もしどうしても掛け持ちをして働きたい場合には次のポイントを意識してみましょう。
ナイトワークを掛け持ちする場合、同じグループ内であれば快く紹介してもらえる可能性が高いため、店長やお店の人に聞いてみてください。
系列店の出勤人数が少ない時のヘルプや、キャバクラ以外の別の業態のお店を選ぶといいでしょう。
元々副業が認められている昼職やお店で働く分には、なんの問題もありません。
ただし、副業OKの昼職の職場を見つけてそこで働くのは容易ではありません。
昼職と朝キャバクラ・昼キャバクラとの掛け持ちはスケジュール的に厳しいでしょう。
ナイトワークと掛け持ちする場合、朝キャバクラや昼キャバクラは、同じキャバクラでも客層は異なるため、認められるケースがあります。
同じ日に2店舗をはしごする場合は、絶対に遅刻しないように余裕を持ったスケジュールを組んでください。
永久保証とは、お店に入店してから退店するまで売り上げ関係なく時給が変動しない時給システムです。
永久保証であれば高時給とまではいかなくとも、たとえ売り上げが落ちても2,000円台の時給になることはないのでおすすめです。
しかし、逆に売り上げをいくら上げようとしても時給が上がらないデメリットもあります。
キャバクラと聞くと、初心者の方は厳しいノルマやペナルティをイメージする方もいるかもしれませんが、実はノルマのあるお店の方が少ないです。
ノルマやペナルティがなければ多少売り上げが伸び悩んだとしても、減給対象にはなりません。
ノルマなしのお店では副業としてキャバクラをされている方も多いので、システム上の最低時給まで下がってしまったとしても、お店と相談することで最低時給を上げてくれることがほとんどです。
昼職との掛け持ちをばれないようにするための対策について解説します。
昼職の職場とキャバクラの店舗の距離が近い場合、店舗に昼職の上司や同僚、お客様が来店してしまう場合があります。
職場間の距離が近ければ、移動する際の手間を省くことができますが、ある程度移動時間は妥協した方がいいでしょう。
夜職は職種やお店にもよりますが、SNSやお店のホームページに顔写真を掲載することを求められる場合があります。
昼職の職場の人やお客さんにばれてしまうリスクを考慮して、顔出しはなるべく控えた方がいいでしょう。
どうしても顔出しが必要な場合は、加工で顔の一部を隠すことをおすすめします。
人の口に戸は立てられぬということわざもあるくらい、噂話はどう回るかがわかりません。
たとえ信用している人であったとしても、なるべく掛け持ちしていることを周囲に言わない方がいいでしょう。
職種やお店にもよりますが、SNSの稼働や日記の投稿を義務付けられるところがあります。
住んでいる地域や職場が特定されるような内容、身バレしてしまうかもしれない情報を掲載するのは控えましょう。
また、私物やネイルから身バレする可能性もあるので、写真を投稿する場合には十分に注意しましょう。
ここでは、実際に有名キャバクラで働いているトップキャバ嬢の方に。「昼職とキャバクラの副業についてどう思うか」についてインタビューした内容を掲載します。
成功している方のお話をぜひ参考にしてみてください。
昼職とキャバクラの掛け持ちはあまりおすすめできません。
大変だと思います。
昼職とキャバクラの掛け持ちは器用であればできると思いますが、おすすめしません。
出勤数を増やして、たくさんのお客様に気に入ってもらうことで指名を増やす方が効率がいいと思うからです。
私は朝から撮影やモデルのお仕事があるときは迷わずお店を休みます。
お客様に私の疲れている表情が伝わることや、自分自身の接客のパフォーマンスが下がってしまうことを避けるためです。
お客様の満足度を上げる、パフォーマンスを最大化させるという意味で掛け持ちは難しいです。
昼職とキャバクラの両方を頑張れるのであれば、掛け持ちがありだと思います。
昼職とキャバクラの掛け持ちは目的によって可能かどうか変わると思います。
キャバクラで1位になることやお店の看板になることを目指している方は厳しいのではないでしょうか。
一方で、お金を貯めることや生計を立てることが目的であれば、掛け持ちは可能だと思います。
私は現在、昼はパーソナルトレーニングジムでトレーナーとして、夜はジャングル東京でキャバ嬢として働いています。
昼職とキャバクラの掛け持ちを目指す方のお手本となれるよう努力していきます。
現在、夜職とCHANCE&CHANGEやCMなどの撮影を両立できるよう頑張っています。
昼職とキャバクラの副業はしんどいと思うので、あまりおすすめしません。
昼職が自分にしたいことであればいいと思いますが、睡眠時間が削られるなど生活が苦しくなると思います。
キャバクラで本気で売れたいなら昼職との掛け持ちは難しいと思います。
一方で、夜職に憧れがあって、時間の融通が利く方やアルバイト感覚でお小遣い稼ぎしたい方であれば掛け持ちをすることはおすすめです。
私は学生と夜職を掛け持ちしていましたが、当時早起きすることが難しかったです。
昼職とキャバクラの掛け持ちは気分転換になるのでおすすめです。
私も掛け持ちをしていた時期がありました。
無駄な時間が全くなくなるのでしんどいですが、気分転換にいいと思います。
力が分散してしまうくらいであれば、昼職かキャバクラのどちらか一方に絞ることをおすすめします。
昼職とキャバクラの掛け持ちはできる人であればしてもいいと思います。
私は、向いていないのでしていませんが、向き不向きがあると思います。
昼職とキャバクラの掛け持ちはおすすめです。どちらにもいいところがあるので、双方のいいところを取るべきだと思います。
キャバクラは女性が居るだけで稼げるお仕事ではありません。
世間のイメージ的には楽して稼いでいると思っている方もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
稼いでいるキャバ嬢は、週6で夜から朝まで接客し、昼はお客様への営業というように、フルタイムのOLよりも働く子もいます。
そのため、昼職との掛け持ちをして少ない出勤で楽して稼ぎたいと思っているのであれば、稼ぐことは難しいかもしれません。
ただ、掛け持ちでも働きやすいシステムのお店を探したりすることで、月収100万円までは行かなくとも十分に稼げます。
少ない出勤日数で稼げるお店を探すのではなく、少ない出勤日数でも掛け持ちで継続して働くことができるお店を探すことが大切です。
出勤数が少ないということがハンデになることを理解したうえで、自分に合ったお店探しを心がけましょう。