キャバクラで働く女性の中で、延長交渉に苦手意識を持たれる方も多いと思います。
本記事はそんな方に向けた記事となっています。
「しつこい女と思われるのでは?」「延長交渉は印象が悪くなるかもしれない…」といった不安からなかなか上手に交渉することができないキャバクラ嬢・ラウンジ嬢の方も多くいらっしゃいます。
時間終了直前のフリーのお客様の席にお邪魔する時は、ボーイさんから「延長よろしく!何とか粘って!」と声をかけられることもあり、プレッシャーもあることでしょう。
そんなキャストの皆さんもコツとポイントを抑え、経験を重ねることで段々と上手に出来るようになります。
本記事では、キャバクラでお客様に延長してもらうコツ、延長を場内指名へのチャンスに変えるポイントの2つをご紹介いたします。
本指名のお客様の延長交渉は苦戦することがあまりないかと思いますので、今回はフリーのお客様の延長交渉に絞って解説させていただきます。
ぜひ応用して本指名のお客様にも使ってみてください。
延長する気がないお客様に延長交渉するのは、指名を取るよりも難しいですよね。
延長してくれそうな方に交渉するのは問題ないですが、全くその気がない人にはできれば交渉したくないですよね…。
しかし延長をしてもらえるコツをつかむと、不思議と進んで交渉できるようになります。
ではさっそくコツを紹介します。
1.延長交渉の前段階から一緒にいたいと思ってもらう接客をする
2.無理やりな延長交渉をしない
3.さりげなく一緒にいたいと伝える
4.相手を気遣いながらも寂しがる
5.話が盛り上がっている時にボーイさんに伝票を持ってきてもらう
6.ゲームで延長交渉
延長交渉を成功させるためには、交渉する前からお客様に気に入ってもらうことが重要です。
ここでは、延長交渉の前段階におけるおすすめの接客方法を紹介します。
お客様の席に着くときに、最初に交わすコミュニケーションが挨拶です。
ここで第一印象が決まります。
第一印象が悪ければ、お客様に延長交渉どころかお話すらしてもらうことができません。挨拶は軽視されがちですが、最も重要なコミュニケーションです。
丁寧な挨拶を意識することで、第一印象からいいイメージを掴みにいきましょう。
お客様の目を見ながら、名前を呼び、丁寧に自己紹介をしましょう。
お客様はきっと自分に興味を持ってくれるはずです。
「ペーシング」とは、相手に合わせたリズム、テンポ、トーン、あいづちや頷きの頻度タイミングなど、非言語的な伝達によって信頼関係を生みだそうとするコミュニケーションスキルのことです。
お客様の話し方の特徴に合わせるペーシングは、お客様にとって話しやすく感じてもらえるため、重要なポイントになります。
特に初対面のお客様の心を掴むことに有効で、席に着いてから10分もあれば、お客様にとって気が合う子という印象を得ることができます。
お客様にとって興味のある話題についてトークすることも重要です。
お客様にとってつまらない話をしてしまうと、このまま一緒にいても楽しくないと思われてしまいます。
このままずっと話していたい、話していて楽しいと思ってもらえるような話題作りを心がけるようにしましょう。
そのためには、お客様の仕事や趣味を瞬時に見分けることが必要になります。お客様に質問して引き出してみてもいいかもしれません。
「えーもうちょっといいじゃん」「まだまだ一緒に飲もうよ~」などといった雑な交渉をしたり、しつこく交渉をしたりすると、100%と言っていいほど延長交渉はうまくいきません。
延長となるとお金も絡み、帰る時間も遅くなってしまいます。
そのため、お客様にとって価値のある時間を提供しなければなりません。
お客様が、「このまま一緒にいたい」と思える状況に持っていく必要があるので、雑に対応したり、しつこくしたりするとお客様の気持ちは動きません。
本指名のお客様など、お客様との関係性によってはしつこく交渉しても大丈夫な場合もあるので、相手を見てわがままな感じを出して迫ってみてもいいかもしれません。
大げさに「まだまだ一緒にいたいから、延長してよ」と伝えてしまうと、お客様に「誰にでもそうやって言っている」と思われてしまいがちです。
「自分にしか言っていない」とお客様が感じるようなさりげない伝え方がポイントです。
例えば、「もうそんな時間なんだね、一緒にいると楽しくて時間が過ぎるのが早いね。〇〇さんとはまだ一緒にお話ししたかったけど残念だな…」といったように、さりげない感じで自然に伝えることが大切です。
相手を気遣うことはとっても重要です。
理由は、「無理やり延長交渉をしているのではなく、本当にそう思ってくれているんだろうな」と思ってもらえるからです。
例えば、「明日も朝からお仕事だからもう帰らなきゃだよね…明日のお仕事に影響があったら困るもんね。もっと一緒にいたかったけど我慢する。」といったようにお客様を「俺のことをこんなに考えてくれるなんて」という気持ちにさせると、お客様はあとワンセットだけと延長をしてくれるかもしれません。
大体の場合はボーイさんが席に着く前に、もうすぐ終了時間だから延長交渉をしてみてねと声をかけてくれることが多いです。
その時にボーイさんに「じゃあ一番盛り上がっていそうな時に伝票を持ってきてね」と一声かけておきましょう。
盛り上がっているときの延長交渉は最も効果的です。
こんな時は、「えー今すっごく盛り上がってたところなのに。もうちょっと一緒にいようよ!」などとちょっと押し気味に交渉しても意外に大丈夫ですよ。
お客様が延長するかどうか悩まれていて、延長しないと決断してしまいそうな時に、ゲームで延長するかしないかを決めることを提案してみるのはどうでしょうか。
ゲームの種類は何でもいいですが、例として、じゃんけん、あっち向いてほい、どすこい、あみだくじなどを挙げておきます。
お客様によっては、同伴やアフターなどの約束を取り入れてみるといいでしょう。
しかし、帰るが出てしまったら引き止めず帰っていただくしかないので、最終手段として使うようにしましょう。
延長交渉を成功させた後は、場内指名くらいのバックは欲しいですよね。
延長交渉を成功させたときは場内指名がもらえるチャンスです。
場内指名がもらえると本指名につながるチャンスです。
そんなチャンスをつかむための4つのポイントをご紹介します。
1.延長してもらえたらあからさまに喜ぶ
2.一緒にいると楽しい、打ち解けていますアピールをする
3.ボーイさんに呼ばれたときに、お客様をドキッとさせるひとことを言う。
4.ボーイさんに抵抗してみる
延長してもらえたらということは、少なからずあなたに興味があるということです。
そこで、「えーもっと一緒にいられるなんて嬉しい!!」とこんな風に手を叩きながら喜んでみましょう。
興味がある子に喜んでもらえるとお客様は満更でもないような気持ちになり、「じゃあこのまま席にいなよ」と場内指名をいただけるかもしれません。
「〇〇さんと一緒にいると、なんでこんなに楽しいんだろう!このお仕事始めて、こんな感覚初めて。デートしてるみたいだね。」というように、自分はあなたに打ち解けていますというアピールがポイントです。
「何か俺って特別なのかな?」と思ってもらえます。
お客様は女の子の「特別」になれると内心とても嬉しい気持ちになります。
さらに上記の例にも使っている「デート」という言葉も実はとても重要になります。
「デート」と言われるとなんだそれと思いながらも、お客様のテンションも不思議と上がってしまうものです。
そこから一気に2人の空間を作り上げましょう。
イメージ的には「デートを餌に捕獲、捕まえたら逃がさない」といった感じです。
ドキッとさせる一言といわれると、あまりイメージが湧かないかもしれませんが、これは効果覿面です。
例えば、「えーもうチェンジの時間になっちゃった。〇〇さんが他の子と話すなんて何か妬けちゃうな。」とおねだりしていると気づかれずに、おねだりするようなひとことを言ってみるのは効果があるでしょう。
他にも、「私〇〇さんにゾッコンだから他の席にいてもちらちら見ちゃうかも。目が合ったら手を振ってね」と言ってみるのもいいでしょう。
ストレートにお客様に興味があるとは伝えないけど、「俺に興味があるかもしれない」と思ってもらうことが重要です。
男の人は単純なので、第三者からみれば有り得ないことにも期待します。
そこをうまく突きましょう。
ボーイさんとタッグを組んで、場内指名をもらうことも可能です。
席に付く前にボーイさんに「次のお客さんは場内指名を狙いたいから、チェンジ5分前くらいにチェンジのコールを入れてね!」と声をかけておき、コールが入ったら、「やだー!」とお客様の手を握り、お客様の肩にもたれかかってボーイさんに少し抵抗してみましょう。
チェンジの5分前にコールを入れてもらっているので、ボーイさんに「じゃああと5分だけね」とこそっと声をかけてもらってお客様に、「やった!あと5分一緒にいてもいいって」と報告してみましょう。
そんなことをされたお客様はきっと特別扱いに優越感を感じることでしょう。「5分と言わず、ずっとこの席にいなよ」と高確率で場内指名をいただけるでしょう。
ここでは、実際に有名キャバクラで働いているトップキャバ嬢の方に、「キャバクラで延長交渉を成功させるためやお酒を入れてもらうために、接客で大事にしていること」についてインタビューした内容を掲載します。
成功している方のお話をぜひ参考にして、接客のテクニックとして真似してみてください。
接客のテクニックであまり意識していることはありませんが、自分のブランディングを意識することが重要です。
私は、前職であるアイドルやモデルのお仕事からブランディングを上げていくことによって、お客様の単価を上げることができました。
接客のテクニックで意識していることはありません。
お客様が帰られる時は、止めることなくそのままお見送りします。
お客様に楽しんでいただくことが一番だと思います。
お客様が「もう少しお店にいたい」「この子に喜んでほしい」と思ってもらえるような接客を心がけることが重要です。
お客様に楽しんでもらうことはもちろん、居心地のいい時間を作る努力をしています。
非現実的な時間だと思うので、お客様の時間をより充実させることができれば、お客様が自然と「一緒にいたいな」と思われ、延長してくださります。
「もうちょっと一緒にいたいです」とお客様に甘えることを意識しています。
お客様にとって絡みやすい接客を心がけています。
アフターに誘われる前にお客様にどこにいるのかを聞いたり、初対面でアフターしたりなど、お客様に自分からアピールすることを意識しています。
黒服さんがコールしに来た時に酔ったふりをして、お客様をまたいで黒服さんに「あと30分」「あと1時間」と可愛く言うことで、お客様はほとんど延長してくださいます。
また、シャンパンが入った時は必ずInstagramのストーリを載せ、シャンパンを普段から飲む子のブランディングをすることで、お客様が勝手にシャンパンを当たり前のように頼んでくださいます。
延長交渉は特にしません。
お客様で帰りたいというのであれば、止めることなくお見送りしています。
延長の時間が近づいてきたときに、徐々にお客様とのお話を盛り上げていくことを意識しています。
本記事では、キャバクラでお客様に延長してもらうコツ、延長を場内指名へのチャンスに変えるポイントの2つをご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか?
フリーのお客様に延長OKをもらった場合は、高確率であなたに興味があるので場内指名をしてもらえることが多いです。
しかし、必ず延長と場内指名をもらうために、ご紹介した双方のポイントを掛け合わせて使ってみてくださいね。
在籍キャストの方も派遣キャストの方も、どちらにとっても延長交渉は必要になりますし、場内指名はバックも付くので嬉しいものです。
ぜひあなたに合ったポイントを使って、延長交渉成功術を身に着けてくださいね。