東京・六本木「ジャングル東京」で活躍するりなにインタビュー。田舎から上京後、キャバ嬢として活躍するまでの恐怖体験や悲しみを乗り越えたエピソードを聞いた。
※本記事はモデルプレスと連携した連載コンテンツとなります。
夜職をしていた母親の背中を見て育ったりな。いつか母を超えたいという思いを背負って上京し、洗練された美貌と持ち前の明るさで人気キャストとなった。歌舞伎町から「ジャングル東京」に移籍してからも注目を集め続け、バースデーイベントを開催するなど、圧倒的な実力を誇っている。
努力家な彼女は「関西コレクション」やABEMAで配信中のバラエティ番組「CHANCE & CHANGE(チャンスアンドチェンジ)」などに出演し、次々と夢を叶えている。今後も美意識の高さでビジュアルを磨き続け、周りを和ませる力で多くの人を魅了していくに違いない。
美を磨くことも、りなにとっては夢を叶えるための努力の一部である。TGC出演やバラエティ番組『CHANCE & CHANGE』への参加も、ただの偶然ではなく、準備していたからこそ掴めたチャンス。
番組内でも、彼女は素直で芯のある姿を見せ、多くの視聴者に共感を与えた。「変わりたい」「前に進みたい」と願う全ての人に向けて、りなの存在はリアルな勇気を届けている。
「ジャングル東京」りなInstagramより
― まずキャバクラで働き始めた経緯を教えてください。
りな:小さい頃からキャストになりたいと思っていて、愛沢えみりさんへの憧れや、元々キャストをやっていたお母さんの背中を超えたいという思いがありました。18歳になったときにスナックで働き始めて、22歳でキャバクラに行きましたね。
― りなさんのキャリアでターニングポイントとなったことを教えてください。
りな:「ジャングル東京」に入ったときです。もうすぐで2年になるのですが、「関西コレクション」出場、モデルとしての活動、雑誌やテレビ出演など、夢や目標を全部叶えることができました。
りな「ジャングル東京」(提供写真)
― キャバクラを始めてから1番の恐怖体験を教えてください。
りな:東京に来たばかりのときは歌舞伎町の地下にあるお店で働いていたのですが、お店がヤクザの人からの嫌がらせに遭っていました。入口にヤクザの人たちが溜まっていることなどもあったのですが、煙玉を投げられたのが1番怖かったですね。煙がモコモコ上がって死ぬかと思いました。
― 衝撃的だったエピソードはありますか?
りな:やっぱり歌舞伎町時代に怖いなと思ったことがたくさんありました。1人で体験入店しに行ったときに、顔がボコボコで腫れていて痣だらけの人が普通に横を通って行ったので怖い街だなと思いましたね。当時は半年間くらいスーツケースを持って安く泊まれるアプリでホテル暮らしをしていました。お店から近いマンションみたいなところに泊まっていたら、ヤクザの人がたくさん住んでいるところだったみたいで、エレベーターを降りると幹部の人たちが並んでいて親分が隣に入っていくみたいなこともありました。お部屋も玄関もボコボコだし、お風呂に血痕も付いていて、怖くて1日で退去しました。
「ジャングル東京」りなInstagramより
― これまでの人生で壁にぶつかったこともあったと思います。そのときに「悲しみを乗り越えた方法」を教えてください。
りな:絶対後悔したくないという思いですね。母子家庭で夜はお母さんが仕事でいなくて、おばあちゃんっ子だったので、おばあちゃんと弟と従兄弟で住んでいました。私にとっておばあちゃんはお母さん的な存在だったのですが、いきなり亡くなってしまって…、それが1番辛かったです。もっと恩返しすればよかったとすごく後悔が残って、辛さのあまり1年間高校に行かず不登校になり、かなり落ち込んでいました。でもおばあちゃんの死を経験して、夢や目標を諦めそうになったときでも絶対後悔したくないから頑張ろうと思えるようになりました。自分の人生を悔いなく生きようと大事にするようになったり、お母さんや周りの人に恩返ししようと思えたり、今に繋がっています。
りな「ジャングル東京」(提供写真)
― 夢を追いかける読者に向けて「夢を叶える秘訣」を教えてください。
りな:他の人がどんなことを言ってこようと、その人の物差しに測られずに、自分のことを自分で信じてあげて、最後まで諦めず頑張り続ければ、きっと努力は報われます。田舎出身の私が行動で示して、自分の背中で語れたらなと思うので、諦めずに頑張ってほしいです。
― 最後にりなさんのオンリーワンポイントを教えてください。
りな:運気が良くて、ポジティブで明るいところ!私と関わったら人の運気も上げちゃうくらい歩くパワースポットです。
― 貴重なお話をありがとうございました!
歌舞伎町での下積み時代、りなは「不安定すぎて何が起こるか分からない」環境に身を置きながらも、自分の未来を信じていたという。
ホテル暮らし、ヤクザの気配、暴力の痕跡——そんな日々は、普通の10代にとってあまりに過酷だ。
しかしりなはそこで「生きる力」と「夢を手放さない根性」を養った。どんな現実でも、自分を見失わなかったからこそ、現在の輝きに繋がっている。
「自分を信じる」その一言は簡単に聞こえるかもしれない。だが、誰も味方がいないと感じる時こそ、その言葉の重みを知ることになる。
りなは自分の言葉に責任を持ち、歩みを止めず、今では多くの人のロールモデルとなっている。田舎から上京し、どんな困難にも屈しなかった彼女の姿は、同じように悩み、夢を抱く人たちにとって「私にもできるかも」と思わせる力を持っている。